2021年本屋大賞にノミネートされているあの夏の正解という小説が注目されています。
早見和真さんが執筆したノンフィクション作品という事で注目を集めています。
今回はあの夏の正解がどのようなお話しなのか?感想などをレポートしていきます。
あの夏の正解あらすじ
2020年突然世界を襲ったウイルスによって夏の甲子園が中止になりました。
夢を奪われた選手と指導者はどのように思っていたのか?
そして、どのような一夏を過ごしたのか?
愛媛の済美と石川の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家がインタビューした小説です。
〝甲子園のない夏〟は彼らにとってどんなものだったのか?
一生に一度しかない甲子園への夢を絶たれた少年たち。
どんな意味を見出しながらまえにすすんでいったのか?
退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを正直に吐露する監督などの物語も含まれています。
突然の夏を奪われた生徒たちのモチベーションをどう保つのか?
ベンチ、ベンチに入れなかった生徒たちが仲良くなりますが、離れていく子たちもいる。
レギュラー入りするかしないかというところでそれぞれがライバルであったであろう生徒たちの葛藤が描かれています。
あの夏の正解感想
2020年は世界中の人々が我慢をしいられました。
私も子供の卒園式、入学式がなくなり、休校や運動会中止など大切な時期に必要なこどもたちの思い出がなくなりました。
その想いとも重なってしまうというか。
それでもさすが強豪と言われる選手たちはマインドが整いっていて、甲子園中止になった中でも、意味を見出す姿が今後の未来を頼もしく思うのでした。
本屋大賞ノミネートした理由は?
2020年の大きな出来事の中で実際に起きた子供たちの葛藤が描かれた点
『自分だったら」
と考えさせられる点も読者の気持ちを集めたようです。
「苦難を批判せずに前を進もうとする球児たちに胸を打たれた」
「プレッシャーから解放されたという球児がいることもわかった」
という読者の感想も多いようです。
あの夏の正解あらすじ感想まとめ
2020年は世界中が我慢を強いられる1年でした。
未知のウイルスが猛威を振るい今まで通りの生活が出来なくなった時、当事者が抱える悩みや葛藤が上手く描かれています。
著者自身も元高校球児だからこそインタビューにも熱が入ったのでしょう。
リアルな6人のインタビューが共感される、甲子園という日本の伝統行事だからこそ、それぞれの立場が感じられ人気になったのでしょう。
そして、2020年の夏を奪われてしまった子供たちが将来どのように生きていくのかも気になります。
子供を持つパパとママに是非お勧めの一冊です。