ヴァニタスの手記吸血鬼ノエの過去は?どんな魅力があるか調べてみた。

2021年TVアニメも放送され、2022年も放送が決定しているヴァニタスの手記。

19世紀のパリで正体を隠しながら人間と共存している吸血鬼がいる異世界ファンタジー。

主人公の1人である吸血鬼のノエ。

少年のように好奇心旺盛で強い吸血鬼のノエはもう一人の主人公のヴァニタスも放っておけない存在。

今回はノエについて調べてみました。

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ヴァニタスの手記吸血鬼のノエはどんな人?

ノエは、田舎暮らしをしていた吸血鬼です。

年齢は19歳。

白銀の髪が特徴的で紳士的な話し方をします。

ノエは人間に拾われて育てられ、人間の世界で暮らしていました。

その後、「先生」と呼ばれるサド家の人間に引き取られてずっと田舎で暮らしていました。

ノエはアルシヴィストという(血を暴く牙)の末裔であり、吸血する相手の記憶を読み解くことのできる能力をもっています。

しかし、記憶を読み解くことができるのは初めて吸血する時だけ。

読み解く際も相手の記憶をどこまで深く読むかで発揮する力が違います。

ノエは好奇心旺盛な吸血鬼

1話では、ノエがパリに向かうまでの道中が描かれています。

人が話しかけているのに、飛行船の外から見える世界に興奮して、窓にべったり張り付く姿などが少年のようで好奇心旺盛なことがわかります。

パリにつくと、色々なものに目移りしてしまい、階段をみると上ってしまう、大道芸をみると子供と一緒に見入ってしまう、吸血鬼の世界でも異界パリでも目をキラキラさせています。

幼馴染のドミニクにも迷子にならないように首輪をつけられるなど、子供のころから迷子癖があるようです。

また、吸血鬼が恐れる青い月の事も綺麗だと言いはしゃいでしまいます。

これはノエの過去に関係しており、無知ゆえの好奇心旺盛という事もあるようです。

ノエの過去は?なぜサド家にいるのか?

ノエは自分の両親を知りません。

雪の日、泣いているノエを見つけ、老夫婦は孫のように大事に育ててくれるのでした。

サド家でルイに老夫婦のことを悪く言われたときは

「優しかったもん」

と泣くシーンがちょっとかわいいです。

しかし、老夫婦が病気や老衰で亡くなってしまいます。

1人でいたノエは人攫いにあい闇市で売られていきます。

そこで出会ったのが、「先生」だったのでした。

そのころのノエはルイ達に

「ご飯は食べられるし、色々な所にいけるし楽しかった」

と伝えます。

好奇心旺盛のノエらしい考え方ですね。

先生やルイ、ドミニクとの関係は?

先生はサド家の人間でルイやドミニクの祖父にあたります。

吸血鬼からは「貌持たざるもの」(かたちもたざるもの)と呼ばれ、ルスブン卿でさえも嫌い、恐れられている存在です。

先生はノエを、闇市で見つけた時に「ご主人様」ではなく「先生」と呼ぶようにノエに言います。

そして、吸血鬼の住む世界アルタスへ連れていき、ルイとドミニクに会わせるのでした。

3人はすぐに打ち解けて仲良くなり、時には一緒に寝る事もあったり幼馴染となっていきました。

ドミニクはサド家の本家から遊びに来ていますが、ルイは先生の城に住んでいる為、ノエと一緒にいる時間は長かったようです。

ルイの存在はドミニクにもノエにとっても特別な存在だったようです。

ルイの死によってノエの心に大きな傷ができる

ルイは、病気という事でサド家から離れて暮らしていました。

しかし、実は「呪い持ち」であり、ドミニクとは双子だったため捨てられる存在でした。

そこで祖父である「先生」が引き取り城に置いておいたのです。

そして、ルイの呪いが発症した際、ルイはノエに助けを求めます。

そこへ、先生が間一髪でルイの首をはねるという形で助けます。

ルイを目の前で無惨に失ったノエは深く傷つき寝込んでしまうのでした。

何もできなかった自分を悔やみ生きている事に安心してしまう自分を嫌悪してしまいます。

ヴァニタスの書をノエが探している理由は?

ノエは先生からヴァニタスの書を見つけて調べるように依頼されます。

ヴァニタスの書には呪いもちを救う力があると言われています。

ノエはルイを助けられなかったことを今でも悔やんでおり、もし、ヴァニタスの書に呪い持ちの吸血鬼を救う方法があるならと思っているのでした。

ノエの真名は?

ヴァニタスの手記の冒頭でノエが先生に

「真名を奪われてはいけない」

言われます。

真名とは、命そのものともいえる、吸血鬼の真の名前です。

その名前を奪われ、書き換えられてしまうと呪いが発動してしまうのでした。

ノエの真名についてはまだ明かされていません。

何度か、シャルラタンによって奪われそうになります。

ノエの真名は未だに明かされてはいません。

ヴァニタスの死とノエの真名が明かされることには何か関係があるのでしょうか?

しかし真名が明かされるときはノエが呪いもちになりそうな時。

気になるけれど複雑な気持ちです。

ノエはヴァニタスを本当に殺すのか?

ヴァニタスの手記は最初から結末が決まっています。

ノエが、ヴァニタスを殺してしまうまでの物語という事で描かれています。

最終的にノエがヴァニタスに何らかの理由で手を書けてしまうようです。

ヴァニタスが助ける時は、真名を奪われた吸血鬼を救う時。

ノエは真名を奪われてしまうのか気になるところです。

そう思いながら見ると、伏線がどこかにあるのではないか?と何度も読んでしまいます。

ノエの魅力はどんなところ?かっこいい?可愛い?どっち?

ノエは紳士的な城が似合うルックスももちろん素敵です。

さらに、好奇心旺盛な少年のようなところがありながら、戦闘能力は抜群というとこが魅力的です。

ノエは意外としっかり者?

ノエは実はこっそり人間界で働いています。

サド家から支援金は持っているようですが、むやみに使わないように自分でも働いています。

カフェのウェイターや、店番など、人懐っこいがゆえに人から頼まれる事も。

ヴァニタスも放っておけないけれど、実は守ってもらっているのは自分だった・・・。

というシーンがいくつも出てきますね。

冒頭の飛行船のシーンでも、ノエがいなければヴァニタスたちはアメリアを救う事が出来ませんでした。

業火の魔女ジャンヌとルカの登場シーンでも、ノエとジャンヌのおかげでルカとヴァニタスは助かります。

舞踏会でのシャルラタンと、女王の牙を欺く戦闘シーンでも、ノエが戦う事でヴァニタスは治療に専念できています。

吸血鬼は普段は隠していますが、赤い眼になった時に本来の吸血鬼の力を発揮します。

ノエは強靭な戦闘能力で相手と対峙していきます。

ノエの魅力は純粋さ。でも時に弱点にも?

ノエは他の吸血鬼と違ってあまり世間を知りません。

だから吸血鬼が不吉の象徴として怖がっている青い月も綺麗だと言って月明りの下遊びに出てしまいます。

好奇心旺盛で動くものすべてについていってしまうし、迷子になるし、だれとでも仲良くなれます。

敵である狩人のローランの事も「すき」と言ってしまうほどピュアで人柄を見ています。

ルスブン卿の部屋で色々なものを見て目を輝かせたり、大好きなタルトタタンに目を輝かせるシーンは洗礼を受けていないルカよりも子供っぽいです。

しかし、ルイのトラウマがあるように、優しいがゆえに人を傷つけたくないという想いが強く、本来の自分の力を発揮できないという弱点があります。

9巻でミハイルの策略によってヴァニタスと対峙する際も、ヴァニタスと戦いたくない、傷つけたくないと言い本気のヴァニタスと「本気」で戦う事を避けます。

感情表現も豊かな所が魅力

ノエは人間よりも人間らしい一面があります。

ヴァニタスの頃を「あんたのことが嫌いです」

と言いながらも「でもあんたと一緒にいます」

と自分の意志をはっきりと伝えています。

ドクターモローがヴァニタスの過去について話しているときも、怒って一撃を加えます。

そして、番号で呼んでいる事を怒っています。

ヴァニタスが誰も信じてくれないと思っている事でも、「俺は信じます」とさらっと言えてしまうあたりが男前で非常にかっこいいです。

他にもヴァニタスが弱さを思わず見せてしまうようになったのはノエと絆を深めていくからだったのでしょう。

ノエが好きなものはタルトタタンと血なのか?

ノエはタルトタタンが大好きです。

先生がパリから戻る時にいつもお土産で持ってきてくれた時から好きだったようです。

そして、もう一つ好きなものが、「ドミニクの血」です。

ドミニクに血を飲ませてと甘えるシーンがあります。

ノエは記憶を読み取れてしまうので、吸血する相手を決めています。

だからむやみには飲まないようですが、ドミの血は好きと言います。

アニメの最終話ではヴァニタスの血がタルトタタンのように甘い匂いがして吸血衝動に駆られています。

しかし、これはその前にルスブン卿に契りを交わされたタイミングで変化しているので、ヴァニタスの血が好きというわけではないのでしょうか。

好きなモノを目の前にすると、少年に戻ってしまうノエも可愛いですね。

まとめ

ノエって子供たちにそっくりなんですよね。

好奇心旺盛でキラキラしてしまうところとか、人懐っこいところとか。

故に目が離せない存在です。

可愛い面とかっこいい面を両方持ち合わせているところが魅力的です。

また、感情表現も豊かでまっすぐに自分の気持ちを伝えられるところも魅力的でしょう。

ノエは悲しい生い立ちがありましたが、老夫婦に拾われるまでのストーリーはまだ謎になっています。

そして、なぜ先生はノエにヴァニタスの書を託しているのか?

何かノエの性格や生い立ちと関係があるのでしょうか?

また、なぜ滅んだはずのアルヴィシストのノエが生きているのか?

ノエの真名など、ノエについて気になる事は沢山あります。

最終話に向かってどんどんストーリーが重い展開になっていますが、またかわいらしいキラキラしたノエは見られるのでしょうか?

個人的には9巻の巻末にある、「ノエが迷子になった場合」のお話しに心が癒されました。

ノエとヴァニタス、それぞれの重要なシーンで助け合うところが、友情を超えた絆で結ばれていると感じます。

最終話で2人が別々になってしまうのかもと思うと切ないですが、今後の展開や、ノエとヴァニタスの癒しのシーンが見られることを期待しています!

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